9月に墜落した個所を確かめに、上の岳右ルートへ再び行きました。
昨日の三倉は日差しに恵まれ日向はとても気持ちよかったです。
しかし朝の気温は低く霜が降りていて、霜柱も見られました。
取りつきは青白ハングの下を右に回り込んだところです。
普段は変形ボーランノットで結ぶのですが、マルチピッチではエイトノットで結びました。
以前聞いたMさんの考えの方が正しいと考えたからです。
1P目は簡単なスラブです。しかしアンカーがとれないので慎重に進みます。
2P目はOさんがリードで行きました。ナチュプロを決めながら進みます。ハングの」ところにはボルトがあり安心します。
3P目が私が墜落したところです。トップで行きました。緊張しました。
出だしが悪くハーケンにカラビナをかけやっと一安心です。しかしここから次のボルトまでランナウトしていて緊張します。
この上のクラックの出口で落ちたのです。今回はキャメロットの2番を決め、クラックの出口に3番を決めて進みました。それほど難しくない箇所なのですが落ちた時は気が抜けていたのでしょうね。
ハングの下にカムをセット。空が見えてきれいです。しかし、この上がまたちょっといやらしいです。
4P目は簡単です。景色を楽しみながら登りました。
振り向くと栗谷の村がよく見えます。
事故の検証をして思うのは、やはりアンカーをきちんと取らなくてはいけないということ。ここで落ちるとどうなるかを常に頭に入れて進んでいかなくてはいけないということ。
そんなことを考えました。
右ルートはナチュプロを決めながら進めるマルチピッチです。
マルチの入門としてお勧めです。きちんとアンカーを取って登ってくださいね。
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