1月28日に明治大学和泉キャンパス総合体育館で、パラクライミング日本選手権大会2018が開催されました。
私は、昨年に引き続いて大会実行委員長を務めました。
開会式にはテレビ局も駆けつけ取材をしていました。昨年より参加者が増え29名のパラクライマーが全国から集いました。
予選はフラッシュ(人の登りを見てもよい)で2本のルートを登ります。
視覚障害のクライマーはホールドの位置関係を吹き込んだボイスレコーダーの音声を聞いて、ルートの攻略を考えていきます。
左のクライマーがブラインドクラスで総合優勝した会田祥選手。世界チャンピオンでもあります。右のクライマーはAL2クラスの選手です。初めて参加されました。
登る前にルートの確認をされています。RP3クラス(神経障害)の吉田藍香選手です。アメリカ在住でこの大会のために帰国されました。
B1クラス(全盲)の小林選手です。ブラインドクラスは下でホールドの位置関係を教えてあげる人がいます。クロックポジション(時計の針が何時を指しているかでホールドの方向を教えてあげます。)で指示をしていきます。
各障害部門のトップの人にメダルが授与されました。
今回の大会は、視覚障害クラス 足欠損クラス 神経障害クラス と様々な障害を持っているクライマーが参加しました。
クライミングが盛んになっていくと、障害を持った人もクライミングを楽しむ人が増えてくると思います。その中からコンペに出て自分の力を試そうと思う人も出てくることでしょう。限界に挑む姿は見ていて気持ちいいです。来年はもっと多くのパラクライマーに参加してもらいたいです。